サウナスーツはダイエットに効くって本当?
サウナ効果を利用してダイエットなどに使用する目的で作られたのがサウナスーツですが、塩化ビニール製のスーツで全身を密閉してありますので、確かにサウナ効果によって短時間で大量の発汗を促すことは可能です。しかしこのサウナスーツには、ダイエットに結びつくという科学的根拠など存在せず、むしろ体にストレスを与えているということが多いのです。よくひと昔前のボクサーがサウナスーツを着てジョギングして汗をたっぶりかいて減量していたために、サウナスーツを着てジョギングすること自体が非常に効果的な方法だと誤解をされている方がいますが、サウナスーツを着て汗をかいても、その汗というのはほとんどが水分によるため、その後に水分補給をすればすぐに元どおりになるのです。それに対して運動をすることによって燃焼された体脂肪というものは、運動の量と時間によって決まるもので、サウナスーツを着ていようがいまいが着ている服によってあまり変わりはありません。
他にも妊婦がサウナスーツを着てウォーキングされている光景も見かけますが、できれば吸汗性のよい素材のウェアを着て水分補給をきちんと摂り、健康的に運動をしたほうがより効果的になると言えるでしょう。
妊娠中のサウナは、長くても5分ぐらいまでにするのが無難でしょう。皮膚の表面が熱くなるくらいならいいのですが、体の芯まで熱くなるほど入っていると赤ちゃんへの影響が心配です。その上、汗をかきすぎて脱水状態になると、膀胱炎や腎盂炎などの尿路感染症にかかりやすくなります。
それに対して温泉につかること自体は特におなかの赤ちゃんに悪影響を及ぼすということはないようです。ただ温泉によっては妊婦の入浴を禁止されているところがありますが、それはあくまでも温泉によってカラダが温まりやすく血流がよくなり、子宮にも刺激があってそれが原因で流産と言う人もいるからなのでしょう。後は足もとがヌルヌルとして滑りやすいからという理由もあるでしょう。もし妊娠してる方が温泉に入れないとしたら、温泉地に住んでおられる妊婦は赤ちゃんを産むまでお風呂に入れないということになってしまいますからね!
それでも温泉が心配という方には、ご家庭でもゆったりと半身浴を楽しまれるといいでしょう。半身浴は血行が良くなってからだが温まるのでとてもリラックスできます。
蒸気浴に対して熱気浴というのは、乾燥した熱気による温熱療法と考えてよいでしょう。この場合のサウナは高温乾燥空気浴ということになります。空気は熱伝導が悪いため、乾燥していると体温が著しく上昇することなく発汗します。従って蒸気浴に比べて温度によるストレスが少ないという長所があります。
フィンランドで行われるサウナ浴は、寒さの厳しい北欧で疲れを癒し暖をとるために起こった熱気浴です。
まず熱気浴室に入り、汗が出てきたら浴室内の熱くなった花崗石に白樺の小枝を束ねたもので水をかけると、水は一瞬のうちに蒸気となり室内の天井を這うように広がります。湿度が急激に増して皮膚がヒリヒリと刺激され、発汗が著しく促されます。
ここで白樺の小枝の束でカラダの各部を叩いて皮膚を十分に刺激し、汗を出しきったところでサウナから出て湖に飛び込みます。日本の場合では、さしずめ冷水シャワーをあびるか、水風呂に入るのと同じでしょう。これをくり返して終了します。